プログラミング未経験を採用する企業の実情!プログラマー転職で失敗しないノウハウ

プログラミング未経験でも、プログラマーになることはできます。

難しいと思われているプログラマーですが、実はなることはそれほど難しくありません。

なぜならIT業界は人材が常に不足しているので、未経験でもOKの求人はかなり多いからです。

私は長年エンジニアとして働いていますが、派遣先などで未経験プログラマーに会う確率はかなり高いです。

それだけプログラマーの需要があるのだなと、いつも驚いています。

未経験がいきなり仕事ができるかというと、実際のところ、プログラミング初心者でも実務をこなすうちに業務レベルのプログラムはできるようになります。

私の周りにも完全未経験者が多数いますが、1年くらいで実務レベルのプログラマーになっています。

ですが全ての人が順調に成長するわけではなく、多くの未経験プログラマーは仕事を辞めてしまいます。

今回は未経験プログラマーの実情を暴露します。

これからプログラマーになりたい人の参考になればと思います。

未経験プログラマーが知っておきたい5つのポイント

まずプログラミング未経験で転職を考えている場合、実際の現場がどうなっているか知りたいと思います。

一般的なことになりますが、プログラミング未経験の人が知りたい内容を説明していきますね。

プログラミングの勉強はしたほうがいいの?

まずプログラミング未経験の人は、プログラムの勉強は絶対にしたほうがいいです。

未経験OKの企業でも研修はあるところが多いですが、入社する新人のほとんどは多少なりともプログラミングを知っています。

専門学校で勉強したり、大学で勉強したり、独学でプログラミングをする人など事情はそれぞれです。

研修期間は未経験向けのカリキュラムですが、無知で入社すると同期の中で底辺の位置づけをされてしまいます。

これは凄く不利で、「できない」レッテルを貼られると昇給などに響きます。

もちろん実務をこなして努力すれば評価も上がりますが、最初の印象は根強いようです。

私の知っている新人プログラマーも、未経験入社して研修で進捗が遅いせいで会社内での評価が凄い低い人です。(今は優秀なのですが、当時のイメージのせいなのか上司は評価してません)

また未経験だと研修のカリキュラムに遅れることが多く、ものすごいプレッシャーになります。

他の人はできているのに自分だけと、プログラミングが嫌いになります。

このように未経験は不利になることが多いので、未経験OKでもプログラミングの勉強はしておくべきです。

何歳までならプログラマーになれるのか

未経験OKのプログラマー求人を見ると、大体35歳くらいまでは採用されるようです。

実際のところ、プログラミングは何歳になってもできるようになります。

私の周りにも、40歳や50歳でプログラミングを覚えて自分でサービスをしているフリーランサーがいます。

ただ採用担当に話を聞くと、未経験は30代までが限界になるようです。

40代や50代だと、現場で年下が気を使って仕事がしにくくなるので、採用することはほとんどないようです。

未経験の場合、良く採用条件に書かれている通り35歳が一つの目安になります。

未経験を採用する企業の罠

プログラミング未経験を採用するのは、中小のIT企業がかなり多いです。

なぜ未経験でも採用するのか、その理由は中小のIT企業の多くはSES型の契約で仕事を取っているからになります

SESは簡単に言うと、労働力が必要な企業へプログラマーを派遣する契約のことです。

つまり自社で働くのではなく、契約先の企業へ出向してプログラミングをするのです。

これは良くある話なのですが、問題は仕事内容がとても悪いケースが多いことです。

鬼のような残業や、全くプログラミングをしないでテスターになるなど、精神的な苦痛を受ける企業も少なくありません。

それでも会社を経営するために、条件が悪いとわかっている企業でもプログラマーを派遣します。

こうした状況で辞める新人が多いのですが、それでも未経験OKで募集しているので、人材をドンドン投入して設けるのです。

プログラミング未経験OKの求人には、こうしたブラック企業も存在するので注意が必要です。

こうした企業に転職しない方法も後述するので、参考にして下さい。

無料プログラミングスクールなども、こういった企業へ斡旋するという噂もあります。

参考:無料プログラミングスクールで失敗しないために知っておくべきこと

未経験プログラマーは昇給が低い

スキルがない未経験プログラマーは給料が低いです。

中小IT企業だと、だいたい初任給が18万~25万くらいになると思います。

初任給が低いのは仕方がないことですが、問題は昇給の額がかなり低いことです。

30代になっても月給が30万いかなかったり、年棒制になり残業代すら出なくなるなど。

IT業界は給料が高いイメージですが、未経験からの転職で入社する企業は昇給が悪いケースが多いです。

特に中小企業は注意で、10年でほとんど昇給が無かった例もあります。

この対策についても後述します。

未経験者が覚えておいた方が良いプログラマーの将来性

プログラマーと言っても、

など様々な種類があります。

プログラマーとして働く場合、どんな言語の現場に配属されるかで、その後の運命が変わります(本当です)。

汎用系などは、いまだにCOBOLという古いプログラミング言語を使っている現場も少なくありません。

未経験プログラマーが辞める理由に、今の現場に将来性を感じないというものがあります。

配属される現場によりますが、できるだけトレンドのプログラミング言語を扱う現場で仕事をしたほうが将来性はあります。

ただ先ほど説明したSESなどの派遣契約をしている中小IT企業だと、配属先が選べないことが多いです。

そうではなく自社で開発をしていたり、配属先も常に良い環境を選んでいる優良企業に勤めることが将来のためになります。

今はWEB系やアプリ開発が人気なので、JAVARubyなどを扱う仕事を探したほうが後悔しないでしょう。

プログラミング未経験者の転職率が高い理由

未経験でプログラマーになる人の多くは、転職することが多いです。

転職理由としては、

  • 仕事がきつい
  • 給料が低い
  • 将来性を感じない
  • 今の会社で評価されていない
  • 新しいことにチャレンジしたい

このようにマイナスイメージの理由が多いです。

ですが、これらの理由が悪いわけではなく、将来を考えた結果の転職が多いのも未経験プログラマーの特徴です。

仕事がきついのは現場にもよるのですが、それ以外の理由は入社した会社に問題があることがほとんどです。

先ほど説明した通り、未経験で入社するとSES契約などで条件の悪い(いわゆるブラック企業)企業へ派遣されることが多いです。

こうしたSESで稼いでいる企業は、社員の将来を考えていないことがほとんどです。

利益重視のため、社員が頑張っても給料が上がらなかったり、スキルが伸びる現場があまりないなど、将来性に関してはあまり良いとは言えないことがほとんどです。

未経験で入社したけど、将来を感じないと転職をするプログラマーはかなり多いです。

転職をすることで、こうした悪い環境を変える流れが今のIT業界にはあります。

IT業界は他の業界に比べて転職率が高いようですが、これは将来も考えた結果の転職なのでマイナスではありません。

むしろ転職をするのが普通という風潮もあるほどです。

私の周りも転職を2、3回しているプログラマーは多く、「給料アップ」や「やりたいことができた」といった転職成功例もかなり多いです。

プログラミング未経験OKの企業は、残念ながら良い企業ばかりではありません。

そのため転職をする未経験プログラマーは多いですが、それは悪いことではなくむしろ将来に繋がるので覚えておいてください。

実務未経験でもプログラマーとして評価される資格

プログラミング未経験は基本的に給料が少ないです。

ですが唯一、最初から給料を上げる方法として資格手当を狙うやり方があります。

IT企業の多くは、IT系の資格を持っていると資格手当をつけてくれるとことが多いです。

3,000円~のところが多く、持っていて損はない資格です。(採用率が上がるケースもあります)

とくに

など採用前に取得しておくと評価される資格なので、是非チャレンジしてください。

※手当が出る資格は企業によって異なります。

資格があれば実務ができるわけではないですが、「やる気がある」と評価されるので採用アップの条件にもなりますよ。

こんな企業を選ぼう!将来性のある未経験プログラマー求人の探し方

プログラミング未経験入社の離職率の高さを説明しましたが、良い企業に入ることができれば無理に転職する必要はありません。

ただ業界のことを知らないと、どの企業が良いかわかりません。

未経験OKの求人は多く、リクナビDODAを見るとかなりの数が出てきます。

では一体、未経験可の求人から、どうやって有料の企業を選ぶことができるのでしょうか。

おすすめの方法は2つあります。

  1. IT系に強い転職サイト・エージェントを利用する
  2. プログラミングスクールを利用する

転職目的ならエージェントがおすすめですが、スクールを使う方法も人気が高いです。

IT系に強い転職サイト・エージェントを利用する

転職したことがある人なら知っていると思いますが、転職サイトやエージェントは自分の要望にマッチした求人を探してくれる心強い味方です。

ただ今は多くの転職サイトなどがあるので、未経験プログラマーを目指すならIT業界に強い転職サイトやエージェントを選びましょう。

企業についても膨大なデータベースがあるエージェントに頼れば、評判の悪いブラック企業を回避することができます。

また面接などのテクニックも教えてくれるので、スムーズに転職することができるのが魅力です。

プログラミングスクールを利用する

未経験なら、プログラミングスクールを利用するのもおすすめの方法です。

スクールならプログラミングを学習することができるので、スキルアップも同時にできるメリットがあります。

今のプログラミングスクールは、転職サポートが手厚く、良い企業を紹介するので評判が良いです。

未経験の不安なこともサポートしてくれるので、失敗したくない人にはスクールがおすすめです。

参考:プログラミングスクールおすすめランキング

どちらの方法も、未経験というネックが不利にならない転職方法になります。

プログラミング未経験におすすめはWEB系

個人的な意見になりますが、プログラミング未経験でプログラマーを目指すならWEB系を狙うのがおすすめです。

先ほど少し触れましたが、汎用系や組み込み系などのプログラマーはSES契約をしている企業が多く失敗するリスクがあります。

残業が月100時間以上だったり、他では使わない古いプログラミング言語での開発だったりと、将来を考えると避けるべき理由がたくさんあります。

WEB系は新しい技術を使う機会も多く、プログラマーとしてスキルアップできる環境が整っています。

また将来的にフリーランスとして働く選択肢も増えているので、未経験でプログラマーになるならWEB系にしておきましょう。

プログラミングスクールのカリキュラムを見ても、WEB系のものが多く、その需要の高さがわかります。

WEB系のプログラマーになるおすすめのルートとしては、

  1. 転職サイト・エージェントを利用する
  2. プログラミングスクールを利用する

の2つがおすすめです。

プログラミング未経験が転職で失敗するリスクを防ぐことができるので、積極的に利用してください。